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神奈川県の子育て補助金・助成金まとめ【横浜・川崎・相模原ほか市町村比較】

公開: 2026年4月26日 読了 約6分 補助金ナビ編集部

神奈川県の子育て世帯が使える補助金・助成金を、国・県・市町村の3層に分けて整理。横浜市・川崎市・相模原市の3政令市の独自支援を比較し、県内主要都市(藤沢・厚木・茅ヶ崎・横須賀)の医療費助成・出産助成金もまとめました。

神奈川県は政令市・中核市が多く、市町村差が大きい

神奈川県には3つの政令指定都市(横浜市・川崎市・相模原市)と中核市(横須賀市)があり、それぞれが独自の子育て支援制度を持っています。同じ神奈川県でも、住む市町村でもらえる金額が大きく変わるのが特徴です。

この記事では、国・県・市町村の3層で使える制度を整理し、特に横浜・川崎・相模原の3政令市の比較に重点を置いてまとめます。

国の制度(神奈川県でも全員対象)

児童手当

2024年10月から所得制限が撤廃され、高校生まで延長されました。

  • 3歳未満: 月額15,000円
  • 3歳〜小学校: 月額10,000円(第3子以降は15,000円)
  • 中学生〜高校生: 月額10,000円
  • 第3子以降: 月額30,000円(22歳までの兄姉も人数カウント)

出産育児一時金

健康保険から1児につき50万円

出産・子育て応援交付金

妊娠届出時5万円 + 出生届出後5万円 = 合計10万円相当

育児休業給付金 + 出生後休業支援給付

雇用保険加入者が対象。最初の28日間は実質手取り10割(67% + 13%)が給付されます。

幼児教育・保育の無償化

3〜5歳児の保育料が原則無料。0〜2歳は住民税非課税世帯のみ無償。

神奈川県独自の支援

子ども医療費助成(県基準)

神奈川県は中学卒業(15歳到達後の年度末)までの医療費助成を行っています。ただし実際の対象年齢や所得制限・自己負担は市町村ごとに上乗せされるため、お住まいの市町村基準が最終的に適用されます。

不妊治療費助成

神奈川県は国の保険適用外部分や先進医療部分について、独自の助成を実施。市町村と二段階で助成しているケースが多いため、両方の窓口で確認してください。

ひとり親家庭等医療費助成

ひとり親家庭に対する医療費助成。所得制限あり。市町村経由で申請します。

政令市の独自支援を比較

横浜市

人口最大の自治体だけあって制度が網羅的。ただし所得制限が厳しめ。

制度内容
小児医療費助成中学卒業まで無料(所得制限なし、自己負担なし)
高校生医療費助成通院・入院ともに助成(所得制限あり)
横浜子育てサポートシステム一時保育・送迎の有償ボランティア利用補助
ひとり親家庭等医療費助成通院・入院・調剤を全額助成(所得制限あり)
出産・子育て応援給付金国の制度に上乗せはなし(10万円のみ)

横浜市は2024年4月から小児医療費助成の所得制限を撤廃し、中学卒業まで全員対象になりました。

川崎市

横浜より所得制限がやや緩く、独自の保育拡充策が手厚い。

制度内容
小児医療費助成中学卒業まで無料(通院・入院・調剤すべて、所得制限なし)
高校生医療費助成入院のみ助成(通院は対象外)
川崎認定保育園助成認可外保育園の利用料を月最大4万円補助
出産・子育て応援給付金国の制度に準拠
ひとり親家庭等医療費助成18歳到達年度末まで助成

川崎市は認可保育園に入れない世帯への認定保育園助成が手厚く、共働き世帯にとって実質的な保育料軽減になります。

相模原市

3政令市の中では予算規模が小さいが、独自加算は限定的に充実。

制度内容
小児医療費助成小学校卒業まで無料、中学生は所得制限あり
高校生医療費助成入院のみ助成
ひとり親家庭等医療費助成18歳到達年度末まで助成
子ども・子育て支援給付国基準

相模原市は政令市3市の中では最も「国基準寄り」の運用です。

政令市3市の比較表

項目横浜市川崎市相模原市
中学生医療費(通院)無料無料所得制限あり
高校生医療費(通院)助成あり対象外対象外
認可外保育料補助限定的月最大4万円限定的
出産時の独自上乗せなしなしなし

中核市・主要都市の独自支援

横須賀市

制度内容
小児医療費助成中学卒業まで(所得制限あり)
高校生医療費助成入院のみ助成
第3子以降出産祝金自治体独自で実施年あり(要確認)

藤沢市

  • 小児医療費助成: 中学卒業まで無料(所得制限あり)
  • 不妊治療費助成: 県と市の二重助成あり
  • 児童手当の上乗せはなし

厚木市

  • 小児医療費助成: 中学卒業まで無料
  • 出産祝金: 第3子以降に独自加算がある年度あり(要確認)

茅ヶ崎市

  • 小児医療費助成: 中学卒業まで無料、所得制限なし
  • ひとり親世帯への医療費助成あり

鎌倉市

  • 小児医療費助成: 中学卒業まで助成
  • ひとり親家庭等医療費助成

神奈川県全体の年間受給額シミュレーション

ケース1:横浜市・0歳児・夫婦共働き世帯

制度年額
児童手当18万円
出産育児一時金50万円(出生時のみ)
出産・子育て応援交付金10万円(出生時のみ)
小児医療費助成数万〜十数万円分(自己負担ゼロ)
合計(出生年度)約78万円 + 医療費分

ケース2:川崎市・3歳児・第3子・夫婦共働き

制度年額
児童手当(第3子・3歳〜小学校)18万円
認定保育園助成(仮に月3万円)36万円
小児医療費助成自己負担ゼロ
合計約54万円 + 医療費分

ケース3:相模原市・小学生・夫婦共働き

制度年額
児童手当12万円
小児医療費助成自己負担ゼロ
合計12万円 + 医療費分

3市で年間支援額がここまで違う理由は、認定保育園助成・第3子加算の有無が大きく影響しています。

申請で失敗しないポイント

1. 引っ越し時は再申請

市町村をまたいで引っ越した場合、転入先の制度に応じて再申請が必要です。神奈川県内であっても、横浜市→川崎市の引越しで医療証の差し替えが発生します。

2. 高校生医療費助成は市町村差が大きい

通院も対象 / 入院のみ / 対象外 の3パターンに分かれます。中学卒業時点でお住まいの市町村基準を確認してください。

3. 不妊治療費助成は県・市の二重申請

神奈川県と市町村の両方が独自助成を行っていることがあり、両方申請しないと受給額が半分になることがあります。

4. 認可外保育園の助成は申請しないと貰えない

川崎市の認定保育園助成のように、自分から申請しないと支給されない制度が多くあります。保育園選定時に必ず市の保育課に確認してください。

まとめ

神奈川県の子育て世帯にとって、もらえる金額は住む市町村で大きく変わります

  • 政令3市の比較: 川崎市が認定保育園助成で実質トップ、横浜市が高校生医療費まで網羅、相模原市は基本に忠実
  • 医療費助成の上限年齢と所得制限が市町村差の大きな要因
  • 引っ越し時は再申請、不妊治療費は県・市の二重申請を忘れない

神奈川県の子育て補助金一覧

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